東京からこの斎島にご夫婦で移住されて、悠悠自適の生活を送っていらっしゃるという、ブルーグラッサーの先輩・ganさんが昨年に続いて二度目の「島ライブ」を行われる、というお知らせをいただきました。
ganさんは北海道・酪農学園大のOBでいらっしゃいます。実は今年、ganさんの後輩にあたる岡山出身のOGフィドラー・あきちゃんが卒業して故郷に帰ってきました。彼女がジャム会に来てくれたり、宝塚でも一緒に遊んでくれたご縁続きで、今回ナビをしてくれることになりました。
12日(土)、朝7時に自宅を出発。…の予定が、なんだかんだで20分ほど遅れてしまい、いきなりあきちゃんに「ごめん、遅れる」の連絡。笠岡ICで彼女をピックアップして山陽道を西に向かいます。
お盆だということを忘れているわけではもちろんなかったのですが、「三原久井〜河内 渋滞20キロ」の表示にあれれ?と動揺する一行。確かにいつもの山陽道より車は多く、県外ナンバーの車がたくさん走っています。
急ぐ旅ではないとはいえ、「船の出航時刻」には間にあわさなければ。
わかっている渋滞に突入するのを避けるべく、三原久井で高速を降りました。地図を見ながらルートを検討していたところ、確信に満ちたハンドルさばきで信号を左折していく2台のトラックを発見。よ〜し、ついて行こう!と決めて、結局西条IC手前までずっと「先導」してもらったおかげで、大したタイムロスもなく呉市までたどり着くことができました。
「三好運送」の運転手さん、本当にありがとう!
今回はフェリーを使わずにいちばん近くまで車で行けるルートを選びました。
いろいろルートを調べていると、確かに斎島はアクセスの悪いところではあるけれど、ルートは本当にたくさんあります。三原・竹原・安芸津・仁方・広島・大三島・今治などなどからフェリーや高速船を乗り継いで豊島まで行くことができます。どのルートも、瀬戸内の表情豊かな景色を満喫できるとても素敵な航程のようです。豊島からは連絡船でおよそ15分。
極力手荷物を減らすようにはしましたが、それでもわたし達には『プラス楽器』があります。できればできるだけ最寄まで車で移動したいというのがホンネ。
そこで問い合わせをしました。船会社、港、どこに聞いても、大丈夫なような、でも確信は持てないような…最後にはisoさんがいわゆるお役所の観光課にもTELした結果(この時のエピソードはブログに上げるのが微妙なため、知りたい方は直接本人に会ってお聞き下さい(^_^;))結論は「まあなんとかなるやろ、あかんかったらあきちゃんだけ船に乗せて、わたし達はすごすご引き返そう」ということになりました…
切符売り場の待合室で一息ついていると「明日のコンサートに行かれるん?」と話しかけてこられた男性一人。僕も明日行きます。笛を吹いたりする予定。ほしのさん(ganさんの本名)によろしく、とのこと。こういう出会いは本当に楽しいです。楽器を持ち歩いているだけで、楽しい機会が多くなることをしょっちゅう感じます。
大浦からの40分ばかりの船の旅、風光明媚な瀬戸内海をゆっくり楽しむことができました。瀬戸内圏に生まれ育って、子どものころ海水浴に連れて行ってもらう海は瀬戸内海だったわたしですが、こんなにゆっくりと瀬戸内の島々の景色を眺めたのは初めてかもしれません。
3年ぶりにお墓参りに帰るとのこと。夏休みでお孫さんが来ているので一緒に行くのだそうです。斎島が近づくにつれて、船内の乗客同士「おたくは○○さんとこの△△ちゃん?」「まあ、そう、面影があるわ〜」とお互いを確認しあう会話が盛り上がってきました。そのうち、島が大きく見えてくると、お隣りのおばあちゃん「あれがな、島で一番高い所ですんじゃわ。小学校の時分には毎日駆け回る通り道じゃったんですわ。」と教えてくれました。
無事に斎島港に入港しました。
防波堤の上で手を振っている若者一行を発見。きっと、ganさんとあきちゃんの後輩である酪農学園大の学生さん達に違いありません。思わずこちらも手を振り返しました。
旅人の気分がむくむく湧いてきます。船の旅っていいなあ〜。
(その2に続く)
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